Wild on the Farmで収穫したばかりの、ひと抱えのイタリアンパセリ
植物図鑑

パセリ:効能、食べ方、そしてオーガニックでの育て方

菜園でもっとも身近なハーブなのに、もっとも愛されていないハーブ——お皿の端に追いやられる飾りの扱いですが、実はまくことのできる植物のなかでも屈指の栄養密度を誇ります。

栄養と効能

パセリ(Petroselinum crispum)は、ふだんは少量しか口にしない植物にしては、驚くほど栄養豊富です。血液の凝固と骨の健康に欠かせないビタミンKの、植物性食品のなかでも最良の供給源のひとつで、その含有量は、ビタミンKが多いことで知られる多くの葉物野菜をはるかにしのぎます。ビタミンCや鉄もしっかり含み、抗炎症作用が研究されているアピゲニンなど、抗酸化作用のあるフラボノイドも含みます。学名はギリシャ語の petros(石)と selinon(セロリ。同じセリ科の近縁植物)に由来し、文字どおり「石のセロリ」。原産地である地中海沿岸の、岩がちな石灰質の土地を指しています。パセリには、昔から利尿作用があるとされるアピオールを多く含む精油も少量含まれており、濃縮されたかたちでとる場合は控えめにすべきです。二年草で、1年目は葉に栄養をたくわえ、2年目に薹が立って種をつけます。この性質が、栽培上の多くのことを説明してくれます。

この情報は教育を目的としたものであり、この植物の伝統的かつ一般的に知られている利用法をご紹介するものです。医学的な助言ではなく、資格を持つ医療専門家の指導に代わるものでもありません。薬用として植物をお使いになる前には、必ず医師にご相談ください。特に妊娠中・授乳中の方、お薬を服用中の方はご注意ください。

食べ方

縮れたパセリより香りの高い平葉の「イタリアンパセリ」は、ペルシヤードやグレモラータのベース。ニンニク、レモンの皮、刻んだパセリを合わせたもので、焼いた肉や魚をたちまち引き立てます。フランスのブーケガルニやフィーヌ・ゼルブ、そしてレバノンのタブレにも欠かせません。タブレでは単なる香りづけではなく、たっぷり使う主役の食材です。ラテンアメリカでは、焼いた肉に添える、ニンニクと酢の効いた鮮やかなアルゼンチンのソース、チミチュリの材料に。ここ農園で地元の焼き肉と合わせる使い方とも、そう遠くありません。あまり知られていませんが、熱した油で数秒揚げたパセリはカリッとして苦みが消え、魚料理の意外な付け合わせになります。捨てられがちな茎も、実は葉と同じくらい香り高く、スープストック用にとっておく価値があります。

オーガニックでの育て方

パセリが気難しいのは、ただ一つの段階、発芽のときだけ。この評判はもっともです。いったん芽が出れば、丈夫で手のかからない植物です。

私たちの菜園のパセリ

オルケタの雲霧林の涼しく安定した気候は、熱帯でパセリに与えられる環境としては、おそらくもっとも恵まれたもののひとつです。低地のように暑さのピークで早く薹が立つこともなく、ここではほぼ一年中育ち、数週間ではなく数か月にわたって、こんもりとやわらかい葉をつけ続けます。有機物に富んだこの地域の火山性土壌は、それほど肥料を必要としないパセリによく合います。根が深く張るので、畝の縁に植えるのにもぴったり。根の浅い隣の作物と競合することなく、涼しくやわらかい土を楽しめるのです。

相性のよい植物(コンパニオンプランツ)

避けたい植物

知っておきたいこと

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